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狭い土地を活用してつくる狭小住宅

狭い土地を有効に活用して、注文住宅を建てるときのポイントは何でしょうか。
普通の広さの土地であれば特に気にしないことでも、狭小住宅では少しでも快適に住むために、間取りの上で工夫したいことがあります。

まずは、使えないスペースを作らないことです。
使えないスペースの代表が廊下です。
通路のために少ない面積を割くのはもったいないので、極力すべてを居室などになるよう、間取りを考えましょう。
階段も、リビングに取り込んでしまい、宙吊り階段にすれば、階段下のスペースはリビングとして活用でき、空間も広さを感じることができます。
見落としがちなのにドアもあります。
開き戸は、ドアの可動部分が使えない空間になるので、狭小住宅では引き戸がおすすめです。

また、収納もしっかり考えましょう。
食器棚などは作り付けにして、ムダなスペースができないようにするといいでしょう。
市販品はサイズが合わずに、入らなかったり、隙間ができたりするので、スペースがもったいないです。
また、大きな押入れやクローゼットを設けるのは難しい場合があるので、階段下収納や床下収納など、デッドスペースをつかった収納スペースの確保が住みやすい家にするポイントです。