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赤ちゃんやペットに優しい住宅づくりのヒント

赤ちゃんやペットのいる家庭では、そうでない家庭と比べて気を付けるべき点があります。たとえば、ハイハイやつかまり立ちができるようになった赤ちゃんが怪我をしないよう、落下防止柵を設置するなどはどこの家庭でもやっているのではありませんか?今回は、落下防止柵のようにメジャーなものから一風変わった対策まで4種類をご紹介します。

①玄関ドアにつながる廊下に柵を設置する

赤ちゃんもペットも意外と動き回るもので、少し目を離した隙にひやりとさせられることがあります。外に出てしまい怪我をするだけではなく、玄関ドアに挟まれてしまうなどの事故もあり得ます。それを防ぐためにも、廊下には策を設置することをおすすめします。
特にジャンプ力のあるネコちゃんでは、ペットフェンスとして市販されていることの多い50cmの柵を飛び越えてしまうことがありますが、飛び越える度に叱ることで「柵の向こうに行ってはいけないのだ」と学習するため、極端に高い柵は必要ありません。

人間の赤ちゃんであれば50cmの柵を乗り越えることはできませんが、寄りかかって壊してしまうことがあるので、しっかりと自立する柵を設置しましょう。

②床にはカーペットやフロアコーティングを施す

人間も歳を取れば足腰が弱るように、ペットも歳を取れば足腰が弱ってしまいます。特にフローリングではワンちゃんやネコちゃんの足腰にかかる負担が大きいため、カーペットを敷くか、フロアコーティングをすることをおすすめします。

カーペットの場合はペットの粗相や毛などの処理が大変ですが、フロアコーティングであればその悩みからも解放されます。たとえば、東京や愛知でフロアコーティング施工をしているケーマックの「ナチュラルコート」はシリコンによる確かなコーティングでグリップ力があるため滑りづらく、素材そのものはコンタクトレンズや食器に利用されているものであるため、人体には無害です。そのため、赤ちゃんやペットが舐めても問題ありません。

③コンセントやコードにカバーを付ける

どういうわけか、赤ちゃんもペットもコンセントやコードには興味を示す傾向にあります。特にコンセントの穴に指を入れてしまっては、感電の危険性があります。また、コードを噛んで被膜をはがし、中の金属に触れたり、それすらも噛み千切ったりすることもあります。コードの被膜が剥がされてしまうと、感電だけではなく火災の危険もあるため、コンセントやコードにはカバーを付けたり、そもそも手の届かないところに隠すようにしましょう。

④網戸ストッパーをつける

好奇心旺盛な赤ちゃんや、頭の良いネコちゃんは勝手に網戸を開けてベランダに出てしまうことがあります。目を離した隙にベランダに出て、落下する事故は毎年あります。そんなことにならないためにも、網戸ストッパーをつけて網戸が空かないようにしましょう。

「猫は高いところから落ちても平気なんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、室内飼育のネコちゃんは体の使い方が分からず、足から着地できないケースや、そもそも地面がコンクリートで衝撃が逃げず、大けがを負ってしまうことがあります。網戸ストッパーは100円ショップでも販売されています。

いかがでしたか?大事な家族の一員を守るためにも、安全対策はし過ぎるということはありません。「ちょっと過剰かな?」という対策は、いつか笑い話にもなります。できる限りリスクを減らして、赤ちゃんやペットとの暮らしを楽しみましょう。